体のツボの模型

なぜ鍼灸で痛みが和らぐのか?肌に良いツボは?

初めてご訪問の方に自己紹介。_____________

 “表 情” を輝かせる肌は、心も体もハッピーでなければ生みだせません。

 悪化させない為に、特に敏感肌 さんはチェックして頂きたいです。 

私は、化粧品によるアトピー性皮膚炎だったことで、心も体も辛い毎日を過ごしていました。

その後、大手化粧品会社の商品開発に携わり、なぜ、私の肌が荒れたのかを知る。

世の中のオーガニック化粧品、無添加化粧品に入っている驚きの刺激成分や効果がない成分をみて、モヤモヤ…

スキンケアも高く、環境にいい。自然と共存していた古代の知恵を活かし、現代の良い知恵も使ったFRMAを!作ろう!From Ancient Times to now 第一弾は、化粧品です♪

表情が輝く、人生が輝くために。FRMAの化粧品は、ごきげんに過ごす為の、1つのツールです。ブログは、毎日を、ごきげんにすごす、ヒントを探していきます。

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なぜ鍼灸で痛みが和らぐのか?

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「鍼灸って痛そう」「本当に効くの?」そんな風に思っていませんか?しかし、鍼灸は古くから伝わる東洋医学でありながら、その効果は現代科学によっても少しずつ解明されてきています。今回は、なぜ鍼灸が痛みを和らげるのか、そして美容にも良いとされるツボについて、科学的なエビデンスを交えてご紹介します。

鍼灸が痛みを緩和するメカニズムは、主に以下の4つが考えられています。

 

 

1.軸索反射による血流改善

鍼を特定のツボに刺すと、その刺激が末梢神経に伝わり、「軸索反射」という現象が起こります。これは、刺激されたツボの周囲の血管が拡張し、血流が増加する反応です。血流が良くなることで、痛みのある部位に滞っていた痛み物質(発痛物質)が除去されやすくなります。また、筋肉の緊張が和らぐことで血管が広がり、さらに血行が促進されることも、痛みの緩和に繋がります。


  2. 腱紡錘の活性化による筋肉の緊張緩和

肩こりや身体の張りは、筋肉の過度な緊張が原因となることが多くあります。実は、筋肉の中には「腱紡錘」と呼ばれるセンサーが存在し、筋肉の収縮に伴って生じる張力(引っ張られる力)を感知しています。肩井(けんせい)などのツボを刺激することで、この腱紡錘が活性化し、筋肉の緊張を緩める信号が送られます。筋肉の緊張が和らぐことで血行が改善され、結果として痛みが軽減されるのです。

 

  3. 内因性オピオイドの放出による鎮痛作用

鍼灸の刺激は、私たちの身体が本来持っている鎮痛システムを活性化させます。具体的には、脳内で「内因性オピオイド」と呼ばれる物質の放出を促します。内因性オピオイドは、モルヒネに似た作用を持ち、神経の興奮を鎮めることで痛みの感覚を和らげる効果があります。これは、鍼が身体の自然治癒力を引き出す一例と言えるでしょう。

 

  4. 生体エネルギーATPとアデノシンの増加

2010年、アメリカのロチェスター大学の研究チームは、興味深い研究結果を発表しました。足三里(あしさんり)というツボに鍼を行ったところ、壊れた筋細胞から放出されるATPやADPといった物質が細胞外で分解され、「アデノシン」の濃度が最大で24倍に上昇したのです。アデノシンは、炎症を抑えたり、神経の興奮を鎮めたりする作用があることが知られており、慢性痛の部位に刺激を与えた際の痛みの低下に深く関わっていると考えられています。

 

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肌に良いとされる美容鍼のツボ

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鍼灸は痛みの緩和だけでなく、美容にも効果が期待されています。特に顔のツボを刺激する美容鍼は、以下のような美肌効果が!

   血行促進による肌のトーンアップ:顔のツボを刺激することで血流が改善され、くすみが軽減し、肌のトーンが明るくなる効果が期待できます。

新陳代謝の促進:細胞の活性化を促し、肌のターンオーバーを正常化することで、健康的で美しい肌へと導きます。

むくみの改善:リンパの流れを促進し、余分な水分や老廃物の排出を助けることで、顔のむくみを軽減します。

リフトアップ効果:筋肉の緊張をほぐし、引き締めることで、たるみやシワの改善に繋がります。


具体的な美肌に良いとされるツボは?

睛明(せいめい)

目頭と鼻の付け根の間。目の下のクマやむくみに効果的。

 

  四白(しはく)

瞳の真下、目の周りの骨の縁から指1本分下がったところ。目の下のたるみやほうれい線に。

 

頰車(きょうしゃ)

エラの部分。顔のむくみ、リフトアップに。

 

迎香(げいこう)

小鼻の両脇。ほうれい線や鼻周りの肌荒れに。

 

合谷(ごうこく)

手の甲、親指と人差し指の骨が交わるくぼみ。全身の血行促進、肌荒れに。

 

* ATP(アデノシン三リン酸):生体内でエネルギーを貯蔵・供給する役割を持つ重要な物質。


* ADP(アデノシン二リン酸):ATPからリン酸が一つ外れた物質。ATPがエネルギーを放出した後の形。


* 内因性オピオイド:脳内で作られる、モルヒネに似た作用を持つ神経伝達物質。痛みを抑えたり、幸福感をもたらしたりする。


* 腱(けん):筋肉と骨をつなぐ、強靭な結合組織。


* 軸索反射(じくさくはんしゃ):末梢神経の軸索(神経細胞から伸びる突起)の途中で刺激が枝分かれし、逆方向に伝わることで起こる反射。鍼灸では、血管拡張作用をもたらす。


* 足三里(あしさんり):膝の皿から指4本分下がった、すねの外側にあるツボ。胃腸の調子を整える、免疫力を高めるなど様々な効果があると言われる。


* アデノシン:ATPやADPが分解されることで生成される物質。血管拡張作用や抗炎症作用、神経保護作用など、様々な生理作用を持つ。

 

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