神経の絵

漢方の基礎知識

初めてご訪問の方に自己紹介。_____________

 “表 情” を輝かせる肌は、心も体もハッピーでなければ生みだせません。

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私は、化粧品によるアトピー性皮膚炎だったことで、心も体も辛い毎日を過ごしていました。

その後、大手化粧品会社の商品開発に携わり、なぜ、私の肌が荒れたのかを知る。

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表情が輝く、人生が輝くために。FRMAの化粧品は、ごきげんに過ごす為の、1つのツールです。ブログは、毎日を、ごきげんにすごす、ヒントを探していきます。

Sharing is Caring , Caring is Touch , Touch is Love

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漢方の基礎知識

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「漢方」という言葉はよく耳にするけれど、具体的にどんなものかご存知でしょうか? 日本の医療現場でも使われている漢方薬は、私たちの体の不調を改善するための心強い味方です。今回は、その漢方の基本的な知識についてご紹介します。

 漢方薬の由来

漢方とは、中国に端を発し、日本で独自の発展を遂げた伝統医学です。中国の伝統医学が遣唐使などによって日本に伝えられ、日本の風土や日本人の体質に合わせて独自の進化を遂げました。明治時代に西洋医学が導入されるまでは、日本の医療の中心を担っていたのがこの漢方でした。

 

日本の医薬品としての漢方

現代の日本では、漢方薬は医薬品として厚生労働省に認められています。病院やクリニックで処方されるだけでなく、薬局でも購入できるものが多数あります。西洋薬と異なる点として、漢方薬はいくつかの生薬を組み合わせることで効果を発揮します。

*1 補足:漢方薬が医薬品であることを説明するため便宜的に「葛根湯はどこのメーカーも同じ」と書きましたが、実はメーカーによって生薬の含量が少しだけ異なっています。理由として、メーカーごとに医療用漢方エキス製剤の製造販売承認を受ける際、根拠とする漢方医学の出典が異なっていたためとされています。漢方薬が医薬品として製品化されるはるか昔、医師は患者の状態に合わせて生薬の含量を微調整するといった、いわゆる「さじ加減」が行われていました。ですが、今では、漢方エキス製剤として規格化されているために医師が生薬の含量を微調整することはできません。そのため、さじ加減を大切にする医師のなかには、この患者にはA社の葛根湯、この患者にはB社の葛根湯といった具合に使い分けを行っているケースもあります。)

 

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漢方の「気血水」

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漢方医学では、私たちの体は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」という3つの要素で構成されていると考えられています。これらがバランスよく巡ることで健康が保たれ、どれか一つでも滞ったり不足したりすると、不調が生じると考えられています。(*2 日本漢方医学教育協議会編「基本がわかる漢方医学講義」(羊土社、2020)による。)

「気(き)」:生命活動のエレルギー

「気」は、生命を維持するためのエネルギーのようなものと位置づけられています。「病は気から」「気が滅入る」「元気・やる気」といった言葉があるように、人が生きていくために最も必要なものと考えられています。

気の流れが滞る状態を「気鬱(きうつ)」、本来なら順調に流れるべき気が逆方向に流れる状態を「気逆(きぎゃく)」、気の量が不足している状態を「気虚(ききょ)」と呼び、それぞれに合わせた漢方薬が用いられます。

「気」の働き(主な例)

  • 活動力・温める力: 体を動かし、体温を維持します。
  • 防御力: 外邪(ウイルスや細菌など)から体を守ります。
  • 固定力: 臓器が正しい位置にあるように保ち、汗や尿、血液などが漏れ出ないようにします。
  • 変革力: 飲食物を消化吸収し、体に有用なものに変える力です。

「気」の乱れと不調

  • 気虚(ききょ): 気が不足している状態。疲れやすい、だるい、声に力がない、風邪を引きやすいなどが挙げられます。 
  • 気滞(きたい): 気の流れが滞っている状態。イライラ、憂鬱、お腹の張り、ゲップが多いなどが挙げられます。

 

 血(けつ)」:全身を巡る栄養と潤い

漢方でいう「血」は、西洋医学の血液と似ていますが、単に血管の中を流れる液体だけでなく、全身の組織や臓器に栄養を与え、潤いをもたらす働き全般を指します。精神活動とも深く関わると考えられています。

「血」の働き(主な例)

  • 栄養と潤い: 全身の組織や臓器に栄養を運び、潤いを保ちます。肌や髪のツヤ、筋肉や関節の滑らかさに関わります。
  • 精神活動の維持: 精神を安定させ、思考力や記憶力を支えます。

「血」の乱れと不調

  • 血虚(けっきょ): 血が不足している状態。顔色が悪い、貧血気味、めまい、目がかすむ、髪や肌の乾燥、精神不安などが挙げられます。
  • 瘀血(おけつ): 血の流れが滞っている状態。肩こり、頭痛、生理痛、シミやクマ、舌の裏の静脈が浮き出ているなどが挙げられます。

 

 「水(すい)」:体内の水分バランスと循環

「水」は、漢方では「津液(しんえき)」とも呼ばれ、体内の血液以外のすべての水分(リンパ液、消化液、汗、尿など)を指します。体温調節、関節の潤滑、臓器の保護など、非常に多岐にわたる重要な役割を担っています。

「水」の働き(主な例)

  • 潤いと循環: 全身を潤し、不要なものを排出し、体温を調節します。
  • 排泄: 老廃物を体外へ排出します。

「水」の乱れと不調

  • 水滞(すいだい): 水分代謝が悪く、体内に余分な水分が溜まっている状態。むくみ、めまい、頭重感、胃腸の不調(下痢、膨満感)、体が重だるいなどが挙げられます。
  • 水不足(乾燥): 水分が不足している状態。口や喉の渇き、肌の乾燥、便秘などが挙げられます。

 

漢方医学では個々の体質や症状に合わせて、より細かく使い分けられます。もし気になる症状がある場合は、自己判断せずに漢方に詳しい医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

 

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