初めてご訪問の方に自己紹介。_____________
“表 情” を輝かせる肌は、心も体もハッピーでなければ生みだせません。
悪化させない為に、特に敏感肌 さんはチェックして頂きたいです。
私は、化粧品によるアトピー性皮膚炎だったことで、心も体も辛い毎日を過ごしていました。
その後、大手化粧品会社の商品開発に携わり、なぜ、私の肌が荒れたのかを知る。
世の中のオーガニック化粧品、無添加化粧品に入っている驚きの刺激成分や効果がない成分をみて、モヤモヤ…
スキンケアも高く、環境にいい。自然と共存していた古代の知恵を活かし、現代の良い知恵も使ったFRMAを!作ろう!From Ancient Times to now 第一弾は、化粧品です♪
表情が輝く、人生が輝くために。FRMAの化粧品は、ごきげんに過ごす為の、1つのツールです。ブログは、毎日を、”ごきげん”にすごす、ヒントを探していきます。
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実は別物「シリコン」と「シリコーン」
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「シリコン」と「シリコーン」。名前が似ているため、同じものだと思われがちですが、実は全くの別物です。普段の生活でもよく使われているこの2つは、身の回りのさまざまな製品に使われています。特に驚くかもしれませんが、食べ物や化粧品にも登場するのです。
シリコンとは?
「シリコン(Silicon)」は元素記号Siで表される元素の名前で、ケイ素とも呼ばれます。地球の地殻に酸素に次いで多く存在し、主に砂や石英に含まれています。
シリコン自体は金属のような性質を持つ半導体材料で、電子機器に欠かせません。パソコンやスマートフォンのチップ、太陽光パネルなどに使われており、現代社会を支える重要な素材です。
しかし、シリコンはそのままでは人体に触れたり、食品に使用されたりすることはありません。では、日常でよく耳にするシリコン製品とは何でしょうか?実はそれは「シリコーン」を指していることが多いのです。
シリコーンとは?
「シリコーン(Silicone)」は、シリコン(ケイ素)をベースに酸素や炭素、水素を結合させた化合物です。耐熱性や耐水性、柔軟性に優れ、非常に安定した性質を持つため、私たちの生活に幅広く活用されています。
キッチン用品に使われるシリコン製のヘラやオーブンミットは、実はこの「シリコーン」です。高温でも変形しにくく、食材に触れても安全なため、食品業界でも重宝されています。
シリコーンは基本的に生分解性ではありません。
理由:シリコーンはシリコン(ケイ素)をベースにした合成ポリマーで、非常に安定した化学構造を持っているため、自然界で微生物によって分解されにくいのです。土壌や水中でも長期間残留することが多く、環境負荷が懸念されることもあります。
ただし、例外もある:最近では環境への配慮から、一部のシリコーン製品に生分解性を持たせる技術も研究・開発されています。しかし、一般的なシリコーン製品(化粧品、キッチン用品など)はまだ生分解性ではありません。
環境への影響
• メリット:耐久性が高く、長く使えるため使い捨てプラスチックの代替として役立つ。
• デメリット:廃棄後に自然分解しないため、適切な処理が必要。
もしエコフレンドリーな選択を重視する場合は、生分解性の代替素材(例えば植物由来のバイオプラスチック)を検討するのも一つの方法です。
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えっ、食べ物にも使われている?
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シリコーンは食品添加物としても使用されることがあります。たとえば、揚げ物をするときの泡立ちを防ぐ「消泡剤」として、加工食品にごく少量含まれています。安全性も確認されており、国際的な基準でも使用が認められています。
シリコーン消泡剤の用途例
食品工業 |
ショ糖精製、豆腐製造、醸造、インスタント食品、清涼飲料、果物ジュー ス、砂糖、糖蜜、ワイン製造、乳製品、でんぶん、海苔、粉乳 |
発酵工業 |
アミノ酸発酵、抗生物質、酵母、アルコール、乳酸、ぶどう糖 |
繊維工業 |
染色液、洗浄液、漂白液、仕上処理液、糊拔、樹脂液、捺染ベースト、 帯電防止液精錬、コーティング |
紙・パルプ工業 |
抄紙工程、黒液漂白液、仕上処理液、コーティング、接着バインダー |
油脂工業 |
せつけん、グリセリン、カゼイン、インク、グリース、バター製造、 揚油の沸騰 |
医薬品工業 |
内服用薬品(鼓腸症、緩下剤)、殺虫剤 |
金属加工業 |
切削油、めっき油、電線製造、研磨用スラリー |
合成樹脂工業 |
有機ワニス、接着剤、にかわ、樹脂の重合、エボキシ、フェノール樹脂などの硬化 |
塗料工業 |
樹脂またはワニスを基材としたペイント、水性インク、印刷インク |
ゴム工業 |
合成ゴムラテックス、天然ゴム |
石油化学工業 |
潤滑油、蒸留、原料の加圧脱水、フルフラール、クレオソート、タール、 ピッチ、モータ・オイル |
ゴム工業 |
合成ゴムラテックス、天然ゴム |
参考:おもしろサイエンス シリコンとシリコーンの科学
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化粧品にもシリコーン
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化粧品の成分表にも、シリコーン由来の成分を見つけることができます。たとえば、「ジメチコン」や「シクロメチコン」といった名前がついているものが代表的です。
シリコーンは、肌に塗ると滑らかでシルキーな感触を与え、化粧品の使用感を良くします。ファンデーションやヘアケア製品、日焼け止めにも使われており、耐水性を高めたり、保湿をサポートしたりする役割を果たします。
まとめ
「シリコン」と「シリコーン」は名前は似ていますが、全く別のものです。シリコンは電子機器の基盤となる無機物、シリコーンは柔軟で多用途に使われる化合物。特にシリコーンは、キッチン用品だけでなく食品添加物や化粧品にも使用され、私たちの生活に密接に関わっています。
次回、シリコーン入りの化粧品を手に取ったときは、この違いを思い出してみてくださいね。
「シリコン」と「シリコーン」という言葉は、よ く混同して使われたり、表示されたりしています が、この2つは実は似ているようでまったく違うも のなのです。 前述したように、シリコンは英語で書くと on で、ケイ素(引)という原子番号14の元 を指します。ケイ素は、融点約140000の金属光 沢を持った固体で、私たちの住んでいる地球の主要 な構成元素です。地殻中に大量に存在しますが、酸素と結合しやすいため、天然にはほとんど酸化物 (鉱物など)としてしか存在しません。そしてこの 天然鉱物に、私たち人間が手を加えて工業的に取り出しているのがシリコンです。
一方、シリコーンは英語で書くと Silicone であ り、別名「ケイ素樹脂」、「シリコーン樹脂」と呼ば れる合成樹脂のことで、ケイ石の還元反応で得られ る金属ケイ素に、さらに複雑な 化学反応を加えて作られます。 シリコーンは、オイル状、レジン状、ゴム状など多彩な性状を 持ち、エレクトロニクスから輸
送機、化学、化粧品、繊維、食 品、建築など、あらゆる産業分 野で使用されています。 このように、「シリコン」と 「シリコーン」は別物で、最近 よく目にする「ノンシリコン シャンプー」は、成分としてシ リコーンオイルを含まないこと を表しているので、正しくは 「ノンシリコーンシャンプー」 ですね。